緑中央ジュニアの観戦記他

2002年11月10日
1年の差

 「1年の差は大きいですよね。」幾度となく監督・コーチ・父母の間で交わされた言葉。3年生がマイナーにあがり、自分たちがチームの主軸であることをやっと意識し始めた(と思う)2年生。そもそも、試合経験の少ない1年生、幼稚園生。本当にどこまでやれるんだろう?

 初戦は公式戦初勝利となった。「まずは公式戦で1勝!」いきなり目標達成である。2戦目。先制されて、追いつき、また離されて追いついて。結果は「負け」でも、この粘り強さ!「どこまでやれるか?」そんな不安はこの2試合で吹き飛ばされた。決勝トーナメント行けるかも!

 3戦目はホームグラウンドでの試合。「ホームだし、前の2試合いい試合してるし、結構いいかも!」などと思いつつ試合開始。ところが、思わぬミスを連発してしまう。相手チームのパワー打線に圧倒された感じ。戦績を1勝2敗としてしまう。

 4、5戦目。もう負けられません。吹き飛ばされたはずの「どこまでやれるか?」は「大丈夫かな?」にパワーアップ(?)して戻ってきていた。が、結果は2試合とも勝利!これで3勝2敗。

 ブロック戦最終戦。この試合で全てが決まる。
コーチ「おまえ達、勝てるかぁーっ!」
選手達「勝てるぅーっ!」
コーチ「勝つためには、どうしたらいいっ!」
選手達「声を出すぅーっ!」
ボクサーのセコンドになった気分である(やったことはないが...)。でも、他に出来ることがない。とにかく選手達と一緒に声を出そう。そして勝とう。結果は9対6で勝利!決勝トーナメント進出が決まった。

 決勝トーナメントでは3年生のいるチームも多だろう。「1年の差は大きいですよね。」仕方のないこととして認めてしまったら、そこで全ては終わり。出るからには優勝を狙おう。

(初澤記)