神奈川連盟春季ティーボール大会で優勝

 大雨の予報が曇りになり、迎えた7月6日。当日朝の小雨まじりの天気も次第に雲が晴 れ、富士山を望む中井多目的グランドは初夏の日ざしが強くなっていた。神奈川県リ トルリーグの3年生までの子供が集まって行われるTボール大会は、トーナメントで戦 い、優勝、準優勝チームは関東大会へ進む。NECの大会の優勝の緑中央ジュニアチー ムのリトルリーグでの実力を試す舞台は、最高気温が30度を越える暑さの中での戦い となった。


2002年7月6日 神奈川春季大会 1回戦 中井多目的グランド
チーム名
平塚

緑中央A

16
リトルは全国大会のチーム。初回は無難に2アウトを取り、いつになく落ち着いた滑 り出しかと思われた矢先、連打を浴び先制される。内外野とも難しい打球ではあった が思い切りが出る前の失点。打線はいきなり好調。エラーのランナーを絡めて得点を 重ね毎回の得点力のチーム打率は8割を越えていた。守備も加藤、服部の二遊間が安 定し、一塁手萩原が好捕を繰り返し併殺を含めてほぼ完璧に近い内容。


2002年7月6日 神奈川春季大会 準々決勝 中井多目的グランド
チーム名
緑中央A
10
藤沢
練習試合で守備力を感じていた相手。打撃戦への布石として今季公式戦で始めて守備 を動かして臨む。結果三塁手安田の起用が強打を止め、外野への強い打球を中堅に回っ た服部、右翼手飯塚(り)、左翼手飯塚(け)がしっかり押さえ、後半盛り返してき た相手打線を最少失点に抑えていった。様々なポジションをこなせるようになってき た事が春からの最大の成長だと感じさせる試合内容。


2002年7月6日 神奈川春季大会 準決勝 中井多目的グランド
チーム名
緑中央A
13
逗子
翌日に行われる予定の試合が急遽本日全て行われることになる。ここからは暑さに負 けない体力の勝負になっていく。明らかに打線が疲れてきた。飛距離が伸びなくなっ たが、その分波の少ない走塁が光った。どん欲に次の塁を狙う姿勢はジュニアの伝統 とも言える戦い方で、状況の変化に対応でき、自分で考える野球を身に付け始める。 この試合に勝って関東大会への出場を決めた。


2002年7月6日 神奈川春季大会 決勝 中井多目的グランド
チーム名
二宮
緑中央A
10
地元チームは守備では内野を固め、打撃はライン際を狙うタイプ。事前のスコアリン グから守備位置を代えて臨む。体力的にはピークの感じで、打球がことごとく相手遊 撃手にさばかれる嫌な展開。一進一退の前半を終えた3回裏、やはり相手のエラーを 誘う強い打球と走塁が戻ってきた。相手の守備の強さを考え、無理をせずランナーを ためる戦いによる得点で決勝のゲームセットを迎えた。


表彰式

 いつもながら堂々とした落ち着いた風情、とは全くいかずスタッフも選手も何がどう 行われるのかよくわからずぎこちなくすすむ。「ティーボール発祥のリーグとして立 派に関東大会でも戦って欲しい」という激励のあいさつをもらい、主将清水の手の賞 状が渡されて暑い一日が終わる。たくましさと共に運の強さをもった選手たちの関東 大会での健闘を祈りたい。

秘めたるファインプレー

 選手の首元にあてられた冷たいタオル。お母さんたちが冷やして試合が終わると選手 に渡してくれる。体力の消耗は緊張した場面ほど激しく、判断力、瞬発力を奪ってい く。それを最小限に抑えられたタオルの力は、試合後に選手達が長い滑り台で遊ぶ力 まで残してくれた。いつもながら本当にお母さんたちありがとうございます。選手に 代わってスタッフ一同感謝いたしております。

Bちーむもがんばったぞー

2002年7月6日 神奈川春季大会 1回戦 中井多目的グランド
チーム名
緑中央B

10
Bチームも単独チームで参加。1年生主体とは思えない程のがんばり。三者凡退をとっ たり、あわや併殺を見せる守備。全力で走る走塁からランナーをためそれを返す得点 で4点をもぎ取った攻撃。渡辺コーチ(監督)も2回目の今回は落ち着いた采配で、2 年生林、渡辺、1年生の本田、荏原、加藤、仙田、初澤、神谷、石本の9名ジャストで 戦い抜いた。「もっと試合をやりたかったなんとかして」子供達の感想でした。




このページは飯塚一朗さんより情報&データを頂きました。