県大会の初戦は強豪青葉緑東。８月の練習試合で猛打を浴び大敗したことは記憶に新しく、大会初戦から山場がやって来た。緊張感の中、試合開始。初回からいきなり二塁打２本を含む５連打を浴び５失点。相変らずの強力打線にまたもや・・という状況の中、２回はサード坂川選手の好守もあり無失点に抑え攻撃を迎える。相手のミスもあり１アウト１、２塁から大東選手のライト線ヒットでまず１点。その後満塁とし、大塚選手の痛烈なライナーをショートが捕れず２点目。そして４番山口（優）選手の走者一掃左中間ツーベースで一挙に同点に追いつく。３回裏、追加点で遂に逆転するも、４回表に相手強力打線により再び逆転されるが、好守もあって何とか大量失点を防いだ。そして４回裏の攻撃。２番安松選手から始まる連続長短打で一挙に５得点の大逆転。代打岡本選手の左中間を破るタイムリーツーベースは最高潮の盛り上がりを見せた。その後５回、６回とよく守りきりゲームセット。最初の難関を乗り切った。最後まであきらめずにベンチで応援する選手の声もとても大きな力となった。全員で勝ち取ったとても大きな一勝！

<二塁打>山口（優）�A・大塚（横浜青葉）

続く２回戦は横須賀中央。これも引き続き難関と言える。
序盤は両チームともランナーを出すものの得点につながらない展開。そのような中、３回表の守りではセカンド安松選手の痛烈なライナーへのダイビングキャッチも出て徐々に流れは我がチームへ。そして迎えた３回裏の攻撃、先ほど好捕したばかりの２番安松選手が右中間へヒット。続く３番大塚選手もレフト線へヒットを放ちランナー１、２塁。ここで４番山口（優）選手が左中間をライナーで破り貴重な１点を先制。その裏、相手打線の左中間に勢いよく伸びていく打球をレフト栗原選手が好捕するなど守備面での集中力が冴えわたり、そのまま最後まで１点を守りきった。
１回戦とは逆の１点を争う緊迫した試合となったが、ここでも選手達のここ一番の集中力と勝負強さが目立ち、一戦一戦成長していく姿を見ることが出来た。この調子で次も突破しよう！

いよいよ準決勝。対戦相手は理事長杯優勝の港北。強豪チームとの対戦が続く。
初回ランナー２、３塁のピンチを守りきった裏の攻撃。１番小出村選手が３塁ベースを直撃するヒットで出塁、続く安松選手がライト線を上手く突き１、２塁。３番大塚選手が期待に応え左中間を抜けるツーベースで２点先制。この回３点を先制する。その後３回表に２ランホームランを浴び１点差。４回にも１点を取られ同点とされる。そして迎えた５回表の守り。センター山口（秀）選手のファインプレーもあったが、その後ミスが重なり２失点で逆転を許す。追いかける立場となり最終回には粘りを見せたが、結局得点出来ずにゲームセット。準決勝でまたも港北に敗れる。
しかし、神奈川３位で関東大会出場決定。今年も関東の強豪チームと対戦が出来る。選手たちは本当によく頑張った。とても粘り強くなったと思う。１１月に開催される関東大会は３年生最後の大会。悔いのないように野球を楽しもう！
朝早くからの集合、準備、声援にご協力いただいたご父兄、関係者の皆様、本当にありがとうございました。