岡本コーチからのメッセージ(横浜青葉ジュニア)

2009年1月15日(日)
岡本コーチからのメッセージ

横浜青葉リトルジュニアはこう考えます 〜コーチからのメッセージ〜

岡本コーチ


岡本コーチ(2010年1月現在、2年生選手の父)より

【主な保有資格】NISAQインストラクターレベル1(レベル2取得中)、
キネシオテーピングトレーナー、上級救命技能、JACOTコーディネーションブロンズ



皆さん、少年を指導している色々なスポーツの練習場面で「ラダー」を取り入れているのを見かけたことはありませんか。我が横浜青葉ジュニアもラダーを練習に取り入れています。一般的にラダーは敏捷性が養われ、野球の色々な場面で必ず役に立つと思われます。私自身そういう 認識でこれまで子供達を指導してきました。

しかし、指導していく中である時、本当にこれでよいのだろうかという疑問に直面しました。我々指導者が実際に取り組んでいる練習とその効果を理解して教えていかなければ、それが100%子供達に身につく訳がありません。

私自身そういった気持ちから「SAQ」の講習に参加をしました。何故、このトレーニングを行なっているのか、野球のどの動作で必要なのか、正しい使い方はどうなのか、このような点が理解できていなければトレーニングを行なっている意味がありません。

例えば、打球に対して正しい捕球姿勢がとれずにバランスが崩れた状態で捕球したら、当然送球動作が崩れるでしょう。しかし、野球の実戦の中ではどうしても無理な体勢で捕球し送球する場面もでてくるのが現実です。このようなケースに対し、今までは数多くノックすることだけで技術を補ってきましたが、今はそれだけでなく、SAQのようなトレーニングを取り入れることで違った角度からその練習を行うことができます。

トレーニング方法は日々進化していきます。これは全スポーツ共通です。だから野球だけでなく他のスポーツ界の動きにも目を光らせ、効果的なトレーニングは取り入れていく必要があるのではないでしょうか。

もう一度自分のチームの練習内容を見直してみることも大事なのではないかと感じます。旧態依然とした体質で、何も考えず当たり前のよう に何年も同じ練習を行なっていないか、自問自答してみる必要があると思います。当然良いものは継続していくべきだと思いますが、常に勉強し、より良いものを取り入れていくことが指導者たるものの責任だと思います。

我が横浜青葉ジュニアは、監督をはじめ、有能なコーチ陣がおります。このように常に子供の将来を見据えて練習している我がチーム、まずは体験に来てみてはいかがでしょうか。

※「SAQ」とは?
1980年代後半、アメリカのフットボールやバスケットボールのチームのために開発されたもので、1990年代前半に日本に紹介され、あっとい う間に日本の陸上競技、野球、バスケット、サッカーに普及しました。特にラダーやハードルを利用したトレーニングは代表的なものです。
Sはスピード、Aはアジリティ(敏捷性)、Qはクイックネスのそれぞれ頭文字をとったものです。要するに、昔から「スピード」と簡単に片付けら れた言葉をもっと具体的に、そして段階的なトレーニングとしてシステム化したものがこのSAQトレーニングなのです。

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