2009年度関東選手権大会第3位


2009年11月3日(祝) 関東選手権大会 第1回戦 江戸川区臨海第二球技場
チーム名
船橋北部
横浜青葉 14

3年生にとってはジュニアでの集大成となる関東大会。初戦は東関東3位の船橋北部リトル。
この秋一番の寒さのせいか初回の守りは動きも硬く、いきなりノーアウト1・2塁のピンチを迎える。しかしその後はファーストライナーを大東選手が落ち着いてダブルプレーに仕留めるなど、何とか無失点で切り抜ける。その裏の攻撃、ワンアウトから岡本選手が足を活かした内野安打で出塁すると、3番大塚選手がライト頭上を破る二塁打を放ちランナー2・3塁、続く4番大東選手の鋭い打球をショートがはじき返球にもたつく間に2点を先制。これで少し緊張が解けたか、2回には先頭バッターの飯田選手がサード線を抜くヒットで出塁すると、安松、黒瀬、岡本選手の連続長短打で3得点。続く3回には相手のミスから3点を奪い、さらに大塚選手のレフト頭上を越える二塁打、大東選手のセンター返しなどで計6得点のビッグイニングとなった。4回に1点を返されるものの、その裏の攻撃では好走塁もあり2得点。5回にも1点を追加し毎回得点の猛攻を見せた。守りでは5回、6回と危なげなく三者凡退に打ち取りゲームセット!関東大会初戦は毎回の二桁得点での勝利となった。

<二塁打>大塚A・岡本・河口(横浜青葉)



2009年11月3日(祝) 関東選手権大会 第2回戦 江戸川区臨海第二球技場
チーム名
東京日野
横浜青葉

続く2回戦、相手は東京日野リトル。
初回の守りから相手に連打を浴びノーアウト2・3塁のピンチ。大量失点は防いだものの不運な内野安打もあり1点の先制を許す。その裏の攻撃、鋭い打球を放つものの相手の好守に阻まれ三者凡退。続く2回にも1点を追加され重苦しいムードが漂う序盤となった。しかし3回裏の攻撃、ツーアウトから黒瀬選手のセカンドへの深いゴロが相手のミスを誘い2塁に進むと続く岡本選手がライト前ヒットを放ちようやく1点を返す。さらに4回、先頭バッター河口選手がショート頭上を越えるヒットで出塁すると源田、飯田、鈴木選手の連打が出て3対2とついに逆転。その後も安松選手の右中間へのヒット、大塚選手のレフトへのヒットで3点を追加し6対2と一気に相手を引き離し、 準決勝への切符を引き寄せる。東京日野も粘りを見せ5回に1点を追加されるも、最終回の守りではショート頭上への深いフライを飯田選手が好捕するなど、後続をしっかり抑えてゲームセット。見事な逆転劇での勝利となった。次はいよいよ準決勝!

<二塁打>飯田(横浜青葉)



2009年11月3日(祝) 関東選手権大会 準決勝 江戸川区臨海第二球技場
チーム名
横浜青葉
調布 1x

関東大会準決勝の相手は東京1位代表の名門調布リトル。昨年の関東大会2回戦で敗れた相手でもありこの大会のヤマ場を迎える。
緊張感の中迎えた初回の攻撃。ワンアウトから岡本選手、大塚選手の連続ライト前ヒットでランナー1・2塁とし、続く大東選手のファーストゴロがサードへの悪送球を誘い2塁ランナーが生還しまずは1点。さらに2・3塁のチャンスで河口選手がセンター前ヒットを放ち初回2点を先制する。守りではサード後方のフライを岡本選手が好捕、センターへの当たりを安松選手が好送球しアウトにするなど攻守ともに最高のスタートを切る。2回裏ワンアウト2塁のピンチにまたも安松選手が次打者をセンターゴロに仕留めツーアウト3塁とするも、その後内野への強襲ヒットを打たれ1点を返される。追加点の欲しい3回の攻撃。大塚選手のレフト頭上を破る二塁打などでワンアウト1・3塁のチャンス。河口選手のファーストゴロの間に三塁ランナーがホームを狙うが三本間に挟まれタッチアウト、チャンスを逃す。その裏の守りは源田選手がレフト頭上のライナーをジャンピングキャッチするなど好プレーも生まれ三者凡退に打ち取る。しかし調布の堅い守りに追加点を挙げられないまま迎えた4回、ツーアウト1・3塁から守りのミスが出てついに同点とされる。5回、6回はランナーを出すもののあと1本が出ず追加点なし。しかし選手は守りの面で粘りを見せる。5回には岡本選手がサードライナーをジャンピングキャッチ、ピッチャー鈴木選手もファインプレー。6回にはセンター頭上を抜けた当りをライト黒瀬選手がナイスカバー、セカンドへ好返球しタッチアウト、センターライナーを安松選手が好捕、そしてショートへの深い当りを飯田選手がナイスキャッチ。好プレーが続く中、試合はついに延長戦へと突入する。しかし七回表の攻撃は三者凡退となりその裏の守りを迎える。1点も与えられない緊張の場面、ヒットとエラーでワンアウト1・3塁のピンチ。そして相手1番バッターの打球はセカンドベース寄りの深いショートゴロ。これを処理する間に3塁ランナーがホームイン。 無情にも関東大会準決勝はサヨナラでの幕切れとなった。
またしても調布リトルの前に関東制覇の夢が潰えたが、この経験はグランドで戦った選手はもちろん、 ベンチから熱い声援を送った選手にとっても大きな意味を持つに違いない。
3年生選手のジュニアでの集大成であった関東大会。結果は3位の銅メダルとなっが、新チーム結成以来関東制覇を目標に取り組んできたその姿は金メダルにふさわしい。多くの大会で金メダルを獲得できた今年のチームであったが、その数よりも、数々の苦しい場面を決してあきらめることなく撥ねかえしてきたその“心の強さ”に拍手を送りたい。素晴らしいチームであったと思う。
このジュニアでの経験を大切にしてこれからの道を歩んでいって欲しい。


朝早くからの準備、声援にご協力いただいたご父兄、大会関係者の皆様、本当にありがとうございました。

<二塁打>大塚(横浜青葉)



好守を見せた飯田選手 激走の源田選手
好守を見せた飯田選手 激走の源田選手
堅守の大東選手 レーザービームを見せた安松選手
堅守の大東選手 レーザービームを見せた安松選手
ゴロのとびつく岡本選手 表彰式
ゴロのとびつく岡本選手 表彰式
記事:河口、写真:木村