横浜青葉ジュニアのトレーニング方法

2013年10月1日(火)
科学的トレーニングの導入について

横浜青葉ジュニアリーグでは、子供達の運動神経や敏捷性・瞬発力・調整力等の改善を目的として、コーディネーショントレーニングおよびSAQトレーニングを日々の練習活動に取り入れています。また、筋肉運動性の改善や怪我の緩和を謳った、キネシオテーピングを利用しています(下図参照)。


トレーニング方法(キネシオテーピング)

コーディネーショントレーニングの導入は、選手達の「運動神経」の改善を目的としています。本トレーニングでは、「運動神経」の程度を”脳からの指令を如何にスムーズに筋肉へ伝達できるか”と捉えています。そのため、伝達力を改善できれば「運動神経」は変えられる、と考えられます。運動神経は生まれつきのものと考えがちですが、本トレーニングでは運動に係る根本にメスを入れていると捉えており、我々が深く興味を持った点です。 他方、人間の脳および神経系の発育・発達は、小学校低学年にピークを迎えると言われています(下図参照)。つまり、ジュニアリーグでの教育活動が、非常に重要であることを示唆しています。そのため、横浜青葉ジュニアリーグの主たる指導者が資格を取得し、2009年より本トレーニングを導入しています。


トレーニング方法(キネシオテーピング)

SAQトレーニングの導入は、選手達の「敏捷性・瞬発力・調整力等」の改善を目的としています。SAQはSpeed・Agility・Quicknessの略であり、Speedは前方への重心移動の速さ(ストライド×ピッチ)、Agilityは運動時に身体をコントロールする能力、Quicknessは刺激に反応し速く動き出す能力を意味します。本トレーニングの導入により、子供達の基礎的な運動能力の向上を図っています。特に気温の低い秋・冬にかけて、本トレーニングに力を入れています。

キネシオテーピングは、一般的なスポーツテーピング(関節固定)とは概念が異なります。伸縮性のテープを用いて、突っ張った表皮(真皮)を上方に持ち上げ、隙間を作ることによって血液・リンパ液の流動を助長すると共に、筋肉の伸展・収縮を促進させます。特徴的なことは、本テーピングが突き指や腹痛等にも効果を発揮する点にあり、日々の練習中でのトラブルシューティングに役立てています。

横浜青葉ジュニアリーグでは、野球の技能教育と平行して各種のトレーニングを実施し、チーム総合力の底上げを図っています。「指導者と選手の双方が高度にレベルアップしたい」と言う、指導者達の熱い想いが原動力となっています。

■主な資格保有者■
JACOTコーディネーション 阿保健治総監督(ブロンズ)、大塚渉(ブロンズ)、小出村順司(ブロンズ)
NISAQインストラクター コーチ1名(レベル1)
キネシオテーピング コーチ1名(トレーナー)、母1名(トレーナー)
救命技能 コーチ1名(普通)、母1名(上級)


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